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AC/DCのPOWER UP

数ヶ月前の話になりますが、AC/DCがPOWER UPという新作を出しました。

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結果から申し上げると、AC/DCというバンドのもつ悪魔的なグルーヴは全く衰えを知らず、むしろ磨きがかかっていることを証明する素晴らしい作品でした。

 


彼らの作品は、活動初期から現代に至るまで、ストレートなロックンロールを一貫しています。ボンスコット在籍時代とブライアンジョンソン在籍自体でやや音楽性は異なりますが、シンプルなリフを特徴としたスタイルには変わりなく、どの作品もいい意味で変わらないことがまたAC/DCのファンからすると最高に愛おしいところです。

 


そして今回もいつも通りのAC/DCでいてくれてありがとう!!

 


と叫びたくなります。

 


一曲目Realize の1音目を聴いた途端に、この音を欲していたんだとこの上ない満足感に包まれます。

 


シンプルな曲たちですが、彼らでなければ作れないグルーヴだと思います。

 


フィルラッドのドラム、クリスウィリアムズのベースが骨格を作ってくれていて、これがこのグルーヴの肝だと感じます。

 


そしてその上にアンガスのギターやブライアンのボーカルが乗っかることで、世界にひとつだけのAC/DCビートが完成します。

 


マルコムヤングが亡くなったことは非常に悲しいことでしたが、

このアルバムだったら天国でマルコムも満足してくれていることでしょうね。

 


いつもの質の高いグルーヴを聴かせてくれる、最高のアルバムです。

リアムギャラガーはロックンロールスター

オアシスのボーカリスト、リアムギャラガーについて語りたい。

 


リアムギャラガーという男は、声、歌い方、歌う姿勢、MC、素行、、

 


全てがとにかくロックンロールなんです。

 


私がロックに目覚めかけていた高校生時代には、オアシスのライブ映像を見て、ステージに立つリアムギャラガーの全てがかっこよくて、一瞬で惚れ込んだものでした。

 


手を後ろに組み、仁王立ちし、マイクに口をつけて歌う。

 


声の伸びにもコンディションにより日によって差がありますが、それも含めてロックです。

 


そして声が本当に良い。

 


初期のスタジオアルバムで見られた伸びやかな声からオアシス活動中盤以降はドスが効いたハスキーな声も併せ持つボーカリストとなっていきます。

 


オアシス中期以降の歌声も実に味があってよいです。

 


そして、オアシス解散後のソロ活動でも、リアムギャラガーは絶好調!

 


ライブで喉を酷使しなくなったことや生活習慣が改善されたことなどもあってか、オアシス中期以降のライブよりも声の伸びは良くなっています!

 


そして表現力にもより磨きがかかっているように思います。

 


オアシスの再結成についても何度も希望を明らかにしているリアムギャラガー。

 


もちろんオアシスが再結成してくれたらもうこれ以上ない幸せですが、

 


今後もソロ活動で素晴らしい歌声とロックンロールのソウルを我々に届けてくれると信じています。

 


リアムギャラガーは正しく本物のロックンロールスターです。

In Uteroの再評価

めちゃくちゃロックンロールですねこのアルバム。

 

前から大好きでしたが、先日聴きなおして改めてこのアルバムのもつ圧倒的パワーに驚かされました。

 

説明不要でしょうが、1990年代のグランジを引っ張った伝説のバンドNirvanaの3枚目のアルバムですね。

 

前作Nevermindが、金字塔的名盤で、そちらはほとんどのロックファンが聴いたことがあると思いますが、もしかしたらこちらはきちんと聴いたことがないという人いるかもしれません。

 

今すぐ聴きましょう!!!!

 

半端ないです。

 

デイブグロールの破壊的なグルーヴを産むドラミング、攻撃的でノイジーなギター、そして怒りや不満をすべてぶつけるかのような悪魔的なカートコバーンのボーカル。

 

全てがロックンロールです。

オアシスの必聴アルバムについて解説します

1990年代のイギリスのロックを牽引した伝説のバンド、オアシス。

 


今回はそのオアシスのアルバムについて紹介したいと思います!

 


まずオアシスというバンドについて。

 


オアシスはギタリスト兼ソングライターのノエルギャラガーと、ボーカリストのリアムギャラガーを核としたロックバンドです!

 


その他のメンバーもいますが、途中メンバー交代もあったりで、メインはこの2人と考えていいと思います。

 


さてスタジオアルバムは合計7枚

 


・Definitely maybe

・(What’s the story?)Morning glory

・Be here now

・Standing on the shoulder of giants

・Heathen chemistry

・Don’t believe the truth

・Dig out your soul

 


その他重要アルバム

・The Masterplan

・Whatever

 


ライブアルバム

・Familiar to millions

 


ベストアルバム

・Stop the clocks

・Time flies

 


この中で、必聴アルバムを紹介していきたいと思います。

 


私の考えるオアシス必聴アルバムはズバリ、

 


・Definitely maybe

・(What’s the story?)Morning glory

・The masterplan

・Time flies

 


の4枚です!!

 


解説していきます。

 


まずスタジオアルバムの2枚について。

 


オアシスは199年から209年までの丸年間活動していますが、ノエルギャラガーが発表した重要な楽曲たちは、実は初めの数年間に凝縮されているんです。

 


その無双状態の時期のアルバムが1stと2ndです。

 


まず1st アルバム、Definitely maybeについて。

このアルバムは1stにしてオアシスのロックのひとつの到達点とも言える完成度を誇ります。

演奏や音作りはやや粗雑な部分もありますが、それがロック特有のうねるようなグルーヴやサイケ感を出すことにつながっていると思います。

 


Rock ‘N’ Roll Star,Live Forever,Up in the sky,Columbia,Supersonic,Bring it on down,Cigarettes and alcohol,Slide away...

 


ストレートで質が高いロックナンバーが目白押しで、捨て曲は一切なし。

 


私は特にColumbia,Cigarettes and alcohol が好きですね。

悪魔的なグルーヴに取り憑かれてしまいます。

 


そして、Live ForeverやSupersonicはキャリア通してもベストソングとして必ず挙がる曲たちです。

 


1枚目からこれだけのアルバムを作るオアシスの底知れぬ可能性を感じますね。

 


次に2nd、モーニンググローリー。

 


これはロック史に残る金字塔アルバムと言っていいでしょう。

全ロックファン必聴!!

 


曲の完成度が極めて高く、一切捨て曲なし。

 


そして時代を超えて愛される名曲だらけ。

 


特にWonderwall、Don’t look back in anger 、Champagne supernova は、ロック史に残る名曲と言っていいのではないでしょうか。

 


Don’t look back in anger でのノエルのボーカルもなかなかよい味が出ていますね。

 


Hello,some might say,morning gloryといったスタンダードロックナンバーも非常にかっこいいです!

 


とにかくつべこべいう前に必聴ですね。

 

 

 

さて、次におすすめのThe Masterplanというアルバムですが、これは初期のシングルのカップリング集なんですね。

で、アルバムには入っていない初期の曲たちなわけですが、

 


異様にクオリティが高い!!笑

 


あの頃のノエルは、正しく無双状態で、書く曲全てが名曲だったのでしょう。

 


その意味で初期の隠れた名曲を聴き逃さないためにこのアルバムを是非聴いて欲しいです!

 


Fade awayのような爽快なロックンロールから、The Masterplan のような名曲まで様々な曲が楽しめます。

 


そして、その他の名曲を補う上で、ベストアルバム、Time fliesをおすすめします!

 


このアルバムはシングルの曲中心の構成です。

私は選曲自体は、ノエル自身の選曲で構成されたベストアルバム、stop the clocksの方が好きなのですが、このアルバムの曲は先ほど紹介した3枚に含まれる曲がほとんどです。笑

そして、現時点では網羅できていない、Whatever という名曲を外さないためにも、このtime flies というベストアルバムをおすすめします。そのほかにもたくさんいい曲入っています。

 


以上4枚は必聴ですかね。

 


スタジオアルバムは3rdアルバム以降も各アルバム異なる雰囲気をまとっていてとてもよいです!

気に入った方は是非聴いて欲しいと思いますね!

 


オアシスはギャラガー兄弟の立ち振る舞いや、フロントマンリアムギャラガーのカリスマ性含め、本物のロックバンドだと思います。

 


是非オアシスを楽しみましょう。

 

モトリー・クルーはとにかくかっこいい

LAメタルの代表的バンド、モトリー・クルー!!

 


先日、モトリークルーのロサンゼルスでの2015年の解散コンサートを見て、久しぶりにモトリークルー熱が再燃しましたので書いてます

 


ま、彼ら、その解散コンサート後にまた再結成しちゃってるんですがね。

でもロックはやりたい時にやればいいのです。なんの異論もありません。

 


さて、モトリークルーの魅力は何と言ってもストレートで荒々しいハードロックサウンド。ギターのミックマーズの音は生々しくて躍動感に溢れています。リズム隊も激しいドライブしています。そして、そのサウンドにさらなる勢いとセクシーさを添えてくれる、ヴィンスニールのボーカル。

 


彼ら、とにかくかっこいいんです。

 


ゴシップネタが絶えず、ワルで素行がめちゃくちゃなのも含めてとにかくかっこいい。

本物のロックバンドだと思います。

 


好きな曲はたくさんありますが、ここではGirls girls girlsをあげさせていただきましょうか。

 


曲名からロックですよこれは。

 


シンプルでロックンロールなリフ。そしてサビでのgirls girls girls!のコーラス。

 


ロックだ。

 


アルバムとしてもストレートロックンロールサウンドを全編通して貫いてるgirls girls girlsは私の好きな一枚です。

 


モトリークルーはロックンロールのもつ悪魔的魅力を味わわせてくれる素晴らしいバンドです!

グレイスポッターのDaylightというアルバム

来月グラミー賞の授賞式が予定されていますね。

 


それで、ノミネートされている作品やアーティストをチェックしてみたら、

最優秀ロックパフォーマンス部門に、グレイスポッターという人のdaylight という曲がノミネートされているのを見つけました。

 


はじめて聞く人でしたが、なんとなくそのdaylightという曲の入ったdaylightというアルバムの素朴なジャケットに惹かれて聴いてみました

 


めっちゃいいじゃないですか!

 


いい意味で最近ぽくない、古典的なロックやソウルの要素が随所に感じられる作品です、

とっても聴きやすい

 


Releaseというバラードの美しさにはうっとりさせられました

 


On my wayのロックなアプローチや、back to meのソウルフルな響きが最高です

 


そしてこのボーカリスト、ロックなハスキーさ、ソウルフルなパワフルさ、バラードを美しく歌いこなす繊細さを兼ね備えた素晴らしいボーカルだと思いました!

 


アルバムの最後を飾るdaylightという楽曲は、ブルージーに幕開けし、その後ハードロックとも表現できるほどハードなリフパートへと展開していきます、

 


パワフルなボーカルに圧倒されます!

 


正しくロックンロールを感じれる一曲です!

 

 

 

グレイスポッターというアーティストと出会えて非常に楽しめました。是非興味を持った方は聴いてみて下さい!

 


私もまた彼女の他の作品も聴いてみようと思います

セックス・ピストルズは改めてすごい

久しぶりにセックス・ピストルズを聴いてみたらとってもよかったので書いてみます。

 

パンクをイギリスでブレイクさせ、新たな時代の幕開けを決定的なものにしたバンド、セックス・ピストルズ

 


70年代後半、ロックは複雑化していました。ハードロックはギターテクニックを競い合うような曲が増え、プログレも一大勢力となっており、シンプルでストレートなロックンロールは鳴りを潜めていました。

 


そこで複雑化するロックにリセットボタンを押したバンドたちがいました。

パンクの誕生ですね。

これ以降、ロックの流れは大きく変わり、70年代のロックを作り上げてきたバンドたちは古いもの扱いとなってしまいます。

 


もちろんそれらの音楽も今聞いても素晴らしいもので、長い歴史でみると決して古くはないんですが、

 


長いロックの歴史にはこのような変革のタイミングが何度か訪れます。こうして音楽は進化していくのだと思います。

 


さて、そのパンクムーブメントの代表作、セックス・ピストルズの1stアルバム、Never mind the bollocks,Here’s the Sex Pistols

これは全英1位を達成し、パンクの勝利を決定づけた作品と言えます。

 


これぞロック!

 


疾走感にあふれて、自然と頭が縦に動いてしまう!

 


そんな曲たちです。

 


荒々しさも兼ね備えてます。ジョンライドンのボーカルも素晴らしいです。下品で挑発的。これぞロック。

 


ロックンロールが本来持っていた初期衝動を再確認させてくれます。

 


今聞いてもそう思うのですから、当時の人たちの衝撃は凄まじかったことでしょう。

 


ロックファンが初心に帰りたい時に、聴いてみるとよいのかもしれません。